思っていることを書いています。最近、TBの調子がイマイチですので、返信できない場合はごめんなさい。


by motohirokoshiyama
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【本の紹介】「図書館猫デューイ」ふたたび

ちょうど1週間ほど前、私のブログの閲覧者数が通常より1000人以上も多いカウントを2日間続けました。特に目新しい記事、話題となるような記事を書いたわけでなく、何でだろうと思っていました。
そして何の気なしに、閲覧者解析(ネームカードの中にあります)を見ていると、閲覧元サイトはYahooやGoogleの検索サイトからと変わっていませんでしたが、検索キーワードの上位に「図書館猫デューイ」「デューイ 猫」などが並んでいるではないですか(この記事にTBしたブログ記事も上位にランクインしていましたので、納得です)。そういえばボケッと見ていたTVの番組CMで「デューイ」の写真を見たっけと思い出し、友人にメールしたところ、今「デューイの本を読んでいます、涙なしでは読めません、、、  そういえばTVはアンビリーバボーではなかったかと思います。」との返信がきました。
早速ネットで調べると、22日に「アンビリーバボー400回スペシャル 世界一有名な猫の全記録」と題して【デューイ】が特集されていました。あらすじも出ており、それを読むとなかなかの内容、きっと本はもっと素晴らしいのではとアマゾンをみるとたくさんの書評が掲載されていました。
図書館ねこ デューイ ―町を幸せにしたトラねこの物語 → http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152089652/monocolle-22/ref=nosim#cust-reviews
他にもネットを調べていると、何と映画化が決定したとか!
ついに映画化!図書館ネコ「デューイ」の生涯 → http://current.ndl.go.jp/node/9376(さすが、カレントアウェアネス!情報が速い)
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そしてデューイのことを専門にとりあげているブログもあることがわかりました。
図書館猫デューイ → http://blog.hayakawa-online.co.jp/dewey/
その中には立ち読み版という記事があり、第1章を読むことができます。涙腺の弱い人はこれを読んだだけで目頭が熱くなると思います。かく言う私もその一人ですが。
そしてこのブログの中には、全米各地にいる図書館猫をまとめた「Library Cat Map」も紹介されています。猫大好き人間には見ていて飽きないサイトです。
このほかにも、デューイの動画を集めたサイト → http://idolsukiotoko02.blog27.fc2.com/blog-entry-973.html
などがあり、もう亡くなってから1年以上たつ「デューイ」の魅力を後世の人に教えようと言う人たちの数の多さには感動しました。

早速帰宅時に本を購入、今読んでいる最中です。猫を描いている本というだけでなく、先ほど紹介したアマゾンのページにある書評で書かれているように、デューイと図書館長(作者でもある)ヴィッキー・マイロンさんの生活を描いています。本の内容は皆さん購入して読んでいただくとして、マイロンさんは図書館長としても素晴らしい方だと思いました。
「りっぱな図書館は大きかったり美しかったりする必要はない。最高の設備とか、非常に有能なスタッフとか、最高の利用者は必要ない。りっぱな図書館は必要なものを与えてくれる。地域社会の生活にすっかり溶け込んでいるので、かけがえのない存在になっている。いつもそこにあるので、誰も気づかないのがりっぱな図書館だ。そしてみんなが必要とするものを常に与えてくれる。」(p.134)
と言っています。日本の公共図書館の方にぜひ読んでいただきたいと思います。マイロンさんに負けない素晴らしい公共図書館員の方も多数存知あげていますが、日本図書館協会の総会で発言される会員の質を考えると前述の言葉が浮かびます。もう少し自らの権利を主張するだけでなく、なぜ公共図書館に指定管理者制度が導入されるのか、きっと日本の公共図書館は「地域社会の生活に溶け込んでいないので、かけがえのない存在になっていない。」から指定管理者制度、PFI制度による運営をしてもいいのではないかと首長以下の行政幹部は考えるのではないかと思います。
「デューイ」はセラピーキャットだと言われています。猫がいたから、このスペンサー公共図書館は世界的に有名になったのかもしれませんんが、そこで働いているスタッフの方にセラピニストとしての資質があったから、返却ポストに捨てられていた「デューイ」を図書館で飼うことし、「デューイ」もスタッフの方々の考えをわかって一所懸命に働いたのではないかと思います。
我家でも猫を飼っていますが、動物は人間の心理をよく理解しています。落ち込んだときはそばにきて慰めてくれますし、気分のいいときは一緒に遊ぼうとじゃれついてきます。たぶん、この本を読んで自らの経験をオーバーラップさせた方も多いと思います。また忘れていたペットへの愛情を思い出した人も多いと思います。

「デューイ」が拾われたのは1980年代半ば、オイルショック後の不景気の最中です。スペンサー公共図書館のある地域も不況の真っ只中だったそうですが、「デューイ」の存在が市民に希望を与え、街は活気づいたそうです。今また世界不況が襲っていますが、きっとこの街の人たちは「デューイ」を思い出し頑張っていると思います。
私たちの身近には「デューイ」はいませんが、その思いを心の中にひめてこの不況に立ち向かっていかなければいけないと感じています。

写真は http://spencerlibrary.com/postcard.htm から
最初に書いた「デューイ」の記事はTBを見てください。
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by motohirokoshiyama | 2009-01-28 20:19 | メディア(本、映画、記事)紹介