【殺人事件】星島被告に無期懲役判決
2009年 02月 18日
公判前整理手続きの段階で、星島被告が起訴事実を認めたため、公判の争点は、星島被告の量刑に絞られていましたが、検察の死刑求刑は認められませんでした。
星島貴徳被告が、罪を認め最終意見陳述で「謝っても気持ちは収まりません。1日も早く死刑にしてください」と述べていましたが、弁護側は「当初は殺害を想定していない」と計画性がないことを強調し、星島被告が反省をしているとして「無期懲役として、被害者の冥福を祈らせるべきだ」と死刑回避を主張した弁論が認められたことになります。
確かに、一生かかって(生きて)罪を償うという考え方はありますが、現行法制度のもとであれば、真摯に罪をつぐなう姿勢を見せれば、恩赦や模範囚として刑期が短縮されていきます。無期懲役の服役者の仮出所までの年数は25年程度と言われますから、星島被告も後30年もすれば、釈放される可能性があります。
ご遺族の心境を思うと、無期懲役という判決が妥当なのかちょっと疑問ですね。
イラストは http://mainichi.jp/ から