【医療ミス】香川中央病院出の出来事に思うこと
2009年 02月 20日
20数年前に言われたこの言葉は、今も鮮明に覚えています。幸いこの直後に妻は妊娠し、2人の息子を授かることができました。今回のこの事件を知り、この言葉を思い出さずにはいられませんでした。
自分のおなかを痛めた我が子が欲しいと思うのは、女性として当たり前のこと、体外受精の是非はありますが、今回香川中央病院での事件を知ったときに、奥様の心の中で何が去来したのか、少しはわかるような気がしますし、旦那様がどんな気持ちになったのか、よくわかるような気がします。
新聞によれば、『「せっかく授かった命。自分たちの子どもなのか、調べる方法はないのか」と、病院に求めた夫婦は、検査が可能になる頃には、中絶ができなくなると告げられた。女性は手術を受けたその日、ただ涙を流したという。』とあります。苦渋の決断をされたご夫婦の無念、このような取り違えは絶対あってはならないことだと思います。医師、特に産科医が不足しその過激な労働はよく理解できますが、このようなミスを再発しない体制の確立を望みます。
写真は http://mainichi.jp/ から