【闇サイト殺人】「自首で無期」、どう判断すべきでしょうか
2009年 03月 19日
5月21日から始まる裁判員裁判を間近に控えて、死刑か無期懲役かの判断を迫られる裁判員にとって、多大な影響を及ぼす意義ある妥当な判決といえると思います。何度も訴えていますが、終身刑のない日本の裁判制度の中で、「人の命は地球より重い!」という教えを考えれば、死刑という極刑を選択することは当然ではないかと考えます。
一方で、「人を殺しても、『ごめんなさい』と自首すれば、自分の命は守れるのか。それっておかしい」遺族のお母様のこの発言、たいへん深い意味を持っていると思います。自首という制度は犯罪を悔いて罪を償う、その姿勢を評価する上で自首した者の刑を減刑するという制度だと思います。ただ今回のような凶悪犯罪の場合、この制度をそのまま適用してもいいのだろうか、この遺族の叫びを聞きこんな疑問が生まれました。
いずれにしろ、自首する気持ちがあるなら、犯罪を犯さない強い気持ちを持つことが大切であることに変わりはないですが。
絵は http://www.asahi.com/ から