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by motohirokoshiyama
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ワールド・デジタル・ライブラリーは(日本では)実現するか

 日本のデジタル・ライブラリー構想はどうなっているのだろうかという疑問があります。デジタル・ライブラリーというか、電子情報サービスはどうなっているか、この全体像を把握している人はまずいないのではないかと思います。

 そこで、私が所属する専門図書館協議会の全国研究集会の分科会で「電子情報サービスの現状」という企画を立てました。発表していただく機関は、JST、NIIそしてNDLという、「いわば国家予算を使い資料のデジタル化を率先して行っている3機関です。またこの3機関は各種の電子情報サービスを展開しているのですが、その全容を紹介しているページがなく、非常にプロダクトアウトだという印象を持っていました。」(言い方が不適切かもしれませんが、申し訳ありません)

 分科会での発表は内容の濃いもので、私の知らなかったサービスも多々あり、非常に参考となりました。またこのときの配布資料も期間限定でWebに公開しています。興味のある方はダウンロードしてください。

 また、JSTではGoogleとジョイントしたサービス展開を考えており(Google Scholar)、ワールド・デジタル・ライブラリーの一翼を担う役割を果たしていきそうです。Google Bookだけでもびっくりしたのに、別サービスまで考えているGoogleのすごさにまたびっくりもしました。

 Google Bookは、日本版のリリースも検討しているようで、Googleの人材募集のページ(こんなページがあることもびっくりですが)に出版社パートナー開発担当職募集が掲載されていました。ちょっと古いですが、こんな記事(グーグル、日本でも書籍全文検索サービス提供へ)もでています。
 
日本(語)でも近々、ワールド・デジタル・ライブラリーが実現するのではないかと感じている今日この頃です。

 Google Bookについて    → http://books.google.co.jp/intl/ja/googlebooks/about.html

 Google Scholarについて → http://scholar.google.com/intl/ja/scholar/about.html

参考:専門図書館協議会・全国研究集会の配布資料(~8月末まで公開中です)
 1.「J-STAGEによる電子ジャーナルの提供とJournal@rchive 」(約5.0MB)
  http://www.jsla.or.jp/seminar/document/s1-JST-Wada-AM.pdf

 2.「国立情報学研究所の電子情報サービス」(940KB)
  http://www.jsla.or.jp/seminar/document/s1-NII-Ojiro.pdf

 3.「国立国会図書館の電子情報サービス」(944KB)
  http://www.jsla.or.jp/seminar/document/s1-NDL-Uetsuki.pdf

 4.「J-STAGEと電子ジャーナルの今後」(370KB)
  http://www.jsla.or.jp/seminar/document/s1-JST-Wada-PM.pdf

5.「機関リポジトリ振興を通じた最先端学術情報基盤(CSI)構築:NII」(573KB)
http://www.jsla.or.jp/seminar/document/s1-JST-asoshina.pdf(2006.7.21. add)
by motohirokoshiyama | 2006-07-20 21:01 | 教育と図書館関連