時津風親方解雇を明言 枝川親方が部屋継承へ
2007年 10月 02日
また理事長は、時津風部屋出身で同部屋付きの枝川親方(元幕内蒼樹山(あおぎやま))が師匠として部屋を継承する方向になっていることも明かにしました。
文部科学省からの指導がでてやっと動き出した感のある相撲協会ですが、当初の発言からは正反対に近い今回の決定(まだ正式ではないですが)、ちょっと自分たちを偉いと勘違いしていたのではないかと思います。事件がマスコミで大々的に取り上げられたとき、「処分は警察の捜査結果を待つ」という発言を繰り返していたことから考えると、この人たちは目上の人から言われないと事を動かさない人たちだと思われてもしょうがないですね。
時津風親方自身が謝罪を早急にする必要があると思います。マスコミに対してするのではなく、まずは遺族の方に謝罪すること、相撲協会では、武蔵川事業部長(元横綱三重ノ海)や伊勢ノ海生活指導部長(元関脇藤ノ川)ら協会幹部が遺族の元へ謝罪に出向くことを決定しているようですが、時津風親方も同行させてしっかりと本人からも謝罪させるべきと考えます。
また、時津風親方解雇の方針はでましたが、北の湖理事長自身も何らかの処分を受けるべきではないかと考えます。財団法人内部の不祥事ですからそのトップが処分を受けることは、事件が事件ですからこちらも当然と考えるのですが、この処分果たして行われるかどうか注意して見守る必要があります。
朝日小学生新聞でもこの事件は取り上げられていますから、子供たちへもわかりやすく説明する責任はありますね。
参考:文部科学省からの指導事項
(1)協会が自ら真相を明らかにして必要な処分をする
(2)過去の同じような事例を調べて、二度と起こらないよう対策を考える
(3)協会の「力士の指導に関する検討委員会」に、身内だけでなく外部の有識者(学問があり見識が高い人)を加える
写真は http://www.nikkei.co.jp/ から