【北京五輪】開会式は厳戒体制、抗議デモは世界で開催
2008年 08月 09日
映画監督チャン・イーモウ氏が総指揮を執り、総額約4兆3800億円が費やされているこのイベント、これだけのお金をかけるのであれば、四川地震の復興にまわして方がより、平和の祭典らしいと思います。中国政府の「国威発揚の場としての開会式」と位置づけるのであれば、中国政府にとってみれば大成功の開会式だったと思います。
一方で、アジアを中心に中国の人権政策に反対するデモ、集会が多数開催されました。ある一部の地区、民族、団体が五輪開催に向けて抗議行動をすることは多々ありましたが、アジア、ヨーロッパと世界各国で同じ趣旨のデモ、集会が多数行われたことは皆無だったのではと思います。
今回の北京での五輪開催、いろいろな問題を内包しながらスタートしました。開会式では15万人の警察、軍が警備にあたったそうですが、これからは各競技がはじまりますから、北京の街は警備する警察、軍隊で一色となるのかもしれませんね。
写真は http://www.afpbb.com/category/beijing2008 から