『ブッシュとソフトパワー』いい本です。
2006年 05月 15日
『アメリカの伝統と道徳は真実を伝えることである。最も重要なことは、真実こそ最良の宣伝であり虚偽は最悪であることである。「他国の人々に対して」説得力があるためには、我われは信用されなければならない。信用されるためには信頼されなければならない。信頼されるためには真実を伝えなければならない。簡単明瞭なことなのだ。』
パブリックディプロマシーが何かを知らなくても、この言葉の意味はよくわかります。ちなみにパブリックディプロマシーとは、「政府が外国の人々に情報を与え、対話をし、交流を図る政府の『外交手段』である。」と京藤さんは著書で述べています。
ブッシュ政権では、ハードパワーのみが目立っていますが、2期目の現在やっとソフトパワーの一つである「パブリックディプロマシー」に真剣に取り組みだしたと著書はまとめています。
日本は、米国ほどハードパワー重視ではありませんが、「靖国問題」、「教科書問題」などで隣国である、中国、韓国とギクシャクしています。ぜひマローの提唱する考え方を取り入れ、パブリックディプロマシーを積極的に実施してほしいと考えます。これは政府だけでなく私たち国民にも言えることかもしれません。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9980691387