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by motohirokoshiyama
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再び、著作権について(映画以外も70年へ延長か)

23日の読売新聞に「著作権、映画以外も50年→70年に…関係団体が一致」という記事が掲載されていました。
 文学や音楽、美術、写真などの著作権の保護期間を現行の著作者の死後50年間から、欧米並みの70年間への延長を求めていくことで関係団体の意見が一致した。9月中にも共同声明をまとめ、文化庁に著作権法の改正を要望する。(以下略)

以前より、著作権に関連する団体の間では、著作権問題や公貸権(Public Lending Right)の問題が議論されていました。この段階での著作権保護の動きは、著作権の延長ではなく、現在著作権のある著作物についての保護を求める動きが中心であったのではと思います。ここに、興味深い声明があります。

図書館の今後についての共同声明
この声明は平成17年11月8日に、社団法人日本児童文学者協会、社団法人日本児童文芸家協会、社団法人日本推理作家協会、社団法人日本文藝家協会、社団法人日本ペンクラブの5協会の会長連名で発表されています。声明の中では大きく3つのことが言われています。
① 図書館予算の増大。
② 専門知識をもつ図書館司書の増員。
③ 国家または公的機関による著作者等への補償制度の確立。

主として、③を主張するために、①、②が追加されていると考えるのは、私の偏見かもしれませんが、この声明の主旨は「図書館の今後」ではなく「私たち、著作者の今後」をどうして守るかという論調に思えてなりません。皆さんも一度是非読んでみてください。
さて今回、読売新聞に掲載された「著作権の延長問題」も関連団体は、重複しているように思います。単に著作権だけでなく、知的所有権まで範囲を拡大して議論するのであれば大賛成ですが、著作権のみを取り上げて、50年から70年へ延長するという申し入れはいかがなものかと考えます。

米国では、「著作権法」を「ミッキーマウス法」と呼んでいる人がたくさんいることをご存知ですか。このことは、あと20年後に、著作権はまた、何十年か延長される可能性があるということを示唆しているように思います。

本件に関連するサイトは以下の通りです。
オーストラリアの著作権期間延長、低劣な分析 → ホームページへ
青空ブログ(今回の著作権についての意見があります) → ホームページへ
知的所有権協会(知的所有権の種類などの説明があります) → "ホームページへ
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by motohirokoshiyama | 2006-07-25 19:00 | メディア(本、映画、記事)紹介