今週のF1界/テストとFIA発表
2006年 09月 20日
1)新しい空力ルールの導入延期
新しい空力レギュレーションの導入を延期することで各チームと合意に達したと発表した。このレギュレーションは、元々F1でのオーバーテイクを増やすために考案されたものであった。
2008年に導入されることになっていた分割リアウィングが、パリで行われたF1チームとの会合で全会一致で否決された。この問題に関するFIAの最初の提案を受け、いくつかのチームがその効果を疑問視していた。
FIAとチーム側の両者はともに、この問題にはさらに詳細な検討が必要であるということで意見が一致したものと思われる。
2)エンジン開発関連
来季のエンジン凍結については、ここ数週間にわたっていくつかのチームが強く反対していたが、この会合ではこの件についてもチーム側が合意している。
さらにチーム側は、テストを日数ではなく走行距離で制限することにも同意した。来季からは各チームのテストが年間3万kmに制限されることになる。
3)来季のF1開催回数
先日発表された、暫定スケジュールでは17回開催であったが、今回発表は18回開催。噂では「サンマリノGPが復活」が有力だが、鈴鹿開催もまだ可能性を残している。
12月15日に正式決定の予定。
シルバーストンのテスト
スパイカーMF1レーシングは、新しいオレンジとシルバーのカラーリングで走行を行なう。今日はクリスチャン アルバースがその真新しい装いのクルマをドライブ、こんなカラーリングとなる模様です。
ハミルトン、ピケJrがシルバーストンのテストでF1デビュー。マクラーレン、ルノーのF1に乗りテストに参加している。パパ・ピケもパドックに顔を見ているようです。
ウィリアムズ・トヨタがシルバーストンでデビューしました。テストドライバーのナレイン・カーティケヤンが6周を走ったところで、チームはクルマに違うエンジンを載せたことによる不可避な初期のトラブルの対応に追われました。
「今日はFW288のシャシーにトヨタエンジンと2007年のギアボックスを積んで初めて走ったんだ」と、ウィリアムズのテストチームマネージャーのマイク コンドリフは語った。システムチェックのためにショートランを何度か行い、シャシーにいろいろな初期のトラブルが起こったけれど、それは明日の走行までには修正するつもりだよ」とのコメントを発表しています。
来週からの、アジアF1に向け、各チーム活発にテストをしています。スーパーアグリもテスト参加していますね。
写真は http://www.f1racing.net/ja/index.php から