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思っていることを書いています。最近、TBの調子がイマイチですので、返信できない場合はごめんなさい。


by motohirokoshiyama
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図書館での閲覧制限について

今年の8月に起きた、山口・徳山工業高専女子学生殺害事件で実名が報道された新聞に対して、閲覧規制をかけた公共図書館が多数あったことが問題となり、図書館関連ブログでも話題となりました。図書館の元締めでもある、日本図書館協会でもこの問題について検討していたようで、11月1日の朝日新聞にこのような記事が掲載されていました。
事件発生直後にも、松岡常務理事が同種のコメントをだされていたのでいずれはこのような発表があるとは思いました。
少年犯罪の実名報道紙・誌 図書館協会「原則公開」へ
まだ、日本図書館協会のページには関連記事のみの掲載しかありませんが、いずれは掲載されるのではないかと思います。と記事を書いていると、まだ制限をしている公共図書館があることを知り、複雑な心境です。
高専生殺害の実名報道紙、閲覧制限続ける 奈良の図書館

個人の見解を言わせていただければ、「図書館は言論の自由を守る役割がある。記事の内容は読者が議論すべきことだ。一般的に閲覧制限は検閲につながる。図書館は資料を提供し、国民の知る自由を後押ししなければいけない。記事内容の判断には、極めて慎重でなければいけない。」と言う松岡事務局長(現在入院中とか、いち早い復帰をお祈りします)の意見に賛成です。

ここからは宣伝ですので読み飛ばしてもかまいません。
さて、今月末(11月20日~22日)にはパシフィコ横浜で、「図書館総合展」というイベントが開催されます。図書館関連メーカーの展示と各種のセミナーがあります。久しぶりにセミナーでパネリストをやることになりましたので、資料作成を楽しんでいます(実際は苦痛ですが)。
by motohirokoshiyama | 2006-11-04 11:23 | 教育と図書館関連