紙の百科事典とともに滅ぶもの/小笠原 陽介さんのコラム
2006年 11月 29日
記事は読んでいただければわかりますが、ネットが進展して家庭から百科事典がなくなってしまっていることを書いています。図書館には、百科事典はあると思いますが、弁護士事務所からは、現行法規総覧もなくなっているかもしれませんね。ネット社会の便利さは感じていますが、このコラムの最後にある言葉にも考えさせられます。
「知りたい情報を、何の記事項目に求めるべきか。意図した単語が項目になっていない場合はどうするか。デジタル化された事典なら全文検索であっさり見つけられるだろうが、紙の事典ではそこで、自分の求める知識への目的意識を鮮鋭化する必要があった。実はそれは、知的活動の重要な第一歩だったのではないか。」
その通りだと思います。教育基本法が参議院を通過するのは時間の問題ですが、ネット社会において「知的活動の重要さ」をどのように理解させ、習得させるかは大きな問題だと思うのですが。