浅野史郎氏、都知事選出馬へ
2007年 03月 03日
石原都知事の横暴さに嫌気がさしている1都民の私としては、まともに政治を考えてくれる方の立候補は大賛成です。新聞では「多くの方の声が心のドアに響いてきた」と浅野氏は話しているようで、都民団体の熱い声が届いたのでしょう。三選を目指す石原慎太郎都知事に対し「石原都政はもう勘弁して、という話が私に寄せられている」とも述べています。
独自候補が擁立できないでいる民主党の小沢代表は、「今の政治の体制や体質、やり方について、これではいけないと考えている人とは十分に連携できる」と語り、独自候補擁立を見送って浅野氏を支援する方針を示しています。無党派で戦う予定の浅野氏にとっては、どうでもいいこと、いかに今日本の政党が国民から乖離していることを実感してもらいたいです。そろそろ国民のことを真剣に考えないと、参議院議員選挙はどうなってしまうか予想がつきません。
自民党の過半数割れは当然として、民主党も議席が伸びず、無党派の候補が当選するという構図は十分考えられます。いずれにしろ、都知事選挙、投票に行くモチベーションがでてきました。浅野氏がどのような政策を打ち出すか楽しみです。
浅野氏の略歴:仙台市出身。東京大学法学部を卒業し、一九七〇年に厚生(現厚生労働)省に入省。一九九三年、ゼネコン汚職による出直し宮城県知事選で初当選し、三期十二年を務めた。現在は慶応大学総合政策学部教授。
写真は http://www.tokyo-np.co.jp/ から