朝鮮総連本部を売却、売り先は元公安庁長官の会社
2007年 06月 13日
売却先は、公安庁の緒方重威(しげたけ)元長官が代表の「ハーベスト投資顧問」。5月31日に売買され、6月1日に所有権が移転登記されています。
同会館をめぐっては、東京都主税局が2003年7月、外国公館と同様の扱いとする方針を変更し免除していた固定資産税を課税する決定がなされ、都は9月に土地と建物を差し押さえしましたが、何故か滞納延滞金を完納したため今年4月に解除されています。滞納金は誰が援助したのかも不透明です。
また同総連は整理回収機構(RCC)が経営破たんした在日朝鮮人系の16ある朝銀信用組合から引き継いだ1810億円の不良債権のうち、628億円が総連への実質的な融資だったとして、返還を求めて2005年11月に東京地裁に提訴されており、18日に判決、その直前での売却は総連側が敗訴した場合、同会館を明け渡さざるを得なくなることは必至だっただけに緊急避難的な要素も感じられます。
写真は http://www.asahi.com/ から