ニッサンGT-R発売、モーターショーで展示されています
2007年 10月 25日
歴代スカイラインGT-RのDNAを引き継ぎ、新開発プレミアム・ミッドシップパッケージやVR38DETTエンジン、GR6型デュアルクラッチトランスミッションなどを採用、「誰でも、どこでも、どんな時でも最高のスーパーカーライフを楽しめる」というコンセプトを具現化しています。
また世界初で、クラッチ、トランスミッション、トランスファーを車両後方に移動させ、リヤファイナルドライブと一体化した「独立型トランスアクスル4WD」や、カーボン、アルミ、スチールを適材適所に使用し、Cd値0.27を実現するなめらかなボディ、パドルシフトによる素早い変速にATモードまで備えたGR6型デュアルクラッチトランスミッションなど、多くの先進技術を搭載、新開発の3.8リッターV6ツインターボ「VR38DETT」エンジンは、3200~5200回転の広いレンジで最大トルク60kgmを発生、最高出力は6400回転で480馬力となるそうです。
そしてトップレベルの低燃費とクリーンな排出ガスを実現し、平成17年基準排出ガス50%低減レベルU-LEVにも適合しています。
最後にサスペンションは、減衰力を走行シーンによって電子制御するビルシュタインダンプトロニック。ブレーキも超大径のブレンボ製フルフローティングドリルドローターと高剛性パッド、ブレンボ製モノブロックキャリパー(フロント:6ポッド、リヤ:4ポッド)。さらにサーキットを始めとする超高速走行から、雨のアウトバーン、ラフな市街地まで、しっかりしたグリップと日常ユーティリティを高次元でバランスさせた専用ランフラットタイヤを装着と、スーパーカーを名乗るにふさわしい仕様となっています。明らかに、もう1台の「Z」と住み分けを狙った仕様のようです。
参考)NISSAN GT-R 希望小売価格
・GT-R 777万円
・GT-Rブラックエディション 792.75万円
・GT-Rプレミアムエディション 834.75万円
今回のモーターショーではGT-R以外にも、トヨタ自動車「レクサスISF」、富士重工業「インプレッサWRXSTI」など市販の高級スポーツカーが並んでいます。クルマの魅力を取り戻し、車離れが進む消費者を呼び戻したいというメーカー各社の思惑がスーーパーカー展示に現れているようです。モータースポーツファンとしては歓迎ですが、一般消費者にどう移っているか、ちょっと心配な面もありますね。
写真は http://www.asahi.com/ http://www.shikoku-np.co.jp/ から