【自民党総裁選挙】麻生さんに続いて、石原さん、与謝野さん、そして小池さん
2008年 09月 04日
さてその麻生太郎さんの1人勝ちの様相が強かった自民党総裁選挙ですが、小池百合子元防衛相以外にも強敵が出現してきそうな雰囲気です。まずは与謝野馨経済財政担当相が出馬の意向を表明しました。この人、経済政策については麻生さんと同じ拡大路線ですから、どちらが総裁になっても小泉財政改革路線からの決別は決定的です。そしてもう1人は石原伸晃元政調会長、この方は小泉内閣で財政改革に手腕を奮った張本人ですから小池さんと同様、財政改革を推し進めていくことが予想されます。
この4名で争うことになると、経済政策のみを考えると2対2のガチンコ対決となり、お互いに決戦投票をにらんだ共闘が今後の鍵かもしれません。まあ11日の所信表明まで目が話せないことは受け合いですが。
一方で無投票で代表再任がほぼ確定している民主党の小沢代表は、次期衆院選後の政権交代をにらんで、自らが首相に就任することを前提とした「政権構想」を策定する方針を固めたそうです。政府の「ひも付き補助金」を全廃し、一括交付金化する地方分権改革が主な柱となるようで、このような政策がでた場合、やる気のある知事(例えば、片山前鳥取県知事のような方)は自らの政策実現の機会が増えること間違いなし、日本の政治が地方から変わっていく可能性があります。反面で全て、国にオンブの自治体は疲弊していくこと間違いなし、地方の格差は拡大する恐れもありますね。
写真は http://headlines.yahoo.co.jp/hl から